
お彼岸に食べる
「おはぎ」。
普段のお茶うけにも食べたりして、好物だという人も多いのではないでしょうか。
おいしく食べているときに、ふと
「おはぎ」と「ぼたもち」の違いってなんだろうって思ったことはありませんか?
1. 粒あんなのが「おはぎ」で、こしあんなのが「ぼたもち」
2. 米の粒がのこっていないのが「おはぎ」で、粒がのこっているのが「ぼたもち」
3. 明確な違いはなく、食べる季節で呼び名がちがう
はたして正解はどれでしょうか。
正解は……
3. 明確な違いはなく、食べる季節で呼び名がちがう
です。
■名前の由来は花
「おはぎ」は萩の咲く頃に食べるもの(秋のお彼岸)
「ぼたもち」は牡丹の咲く頃に食べるもの(春のお彼岸)
ということで、名前が違うのだそうです。
江戸時代に始まった風習のようですよ。
さらに夏に作ると
「夜船」
冬に作ると
「北窓」
と呼ばれています。ここまで知っているとマメ知識として自慢できますね♪
■餡の違いもあり
3が正解と書きましたが、
「ぼたもち」はこしあん、
「おはぎ」は粒あんだった時代もありました。
秋の
「おはぎ」は収穫したばかりの小豆を使うので、皮が柔らかく粒あんで作っていました。
春の
「ぼたもち」は保存した小豆を使うので皮が固く、皮を外したこしあんが使われていました。
現在ではいつでも粒あんが作れるので、違いは無くなったそうです。
他にも俵型が
「おはぎ」丸いのが
「ぼたもち」。
きなこをまぶしていたら
「おはぎ」と言ったり、
「半殺し」「本殺し」「皆殺し」と呼ぶ地域も。
基本は作る季節での呼び分けですが、自分が住んでいる地域ではどう区別されているか調べてみるのも面白いですよ!
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